少し重いお話しです。

この後の画像なども、ちょっとグロいです。
大丈夫そうな方だけ、ご覧下さいね。

リンクさんのことです・・・。

癌と付き合って本当に長くなりました。
上手に付き合っていけば、QOLを高く保持し、
尊厳をも保たせながら生きていけるのだと、リンクが証明してくれた・・・
と、思いたかった私です。
いいえ、リンクはすでに証明してくれていると確信しています。

しかし、『癌と付き合う』という事は、想像以上に過酷なものだと
今の私は実感しています。
何かの瞬間に、泣きそうになります(コレは愚痴ですね)

リンクの下あごに大きな穴があいてしまいました。
09jan-link1.jpg
(写真は歯科専門医に送付するために撮ったものです)
写真を撮ったのは、私が少し治療らしきことをした後なので比較的きれいですが
最初に発見した時は、膿が溜まり、出血もひどく、私は息が止まってしまいました。

前歯の歯周病が悪化したために起こったものと思われます。
09jan-link2.jpg
本来、他に何も疾患を持っていない子だった場合、いくら歯周病が悪化しても
こんな風になることはないに等しいものだそうです。
非常に稀な症状らしいのですが・・・。

それはなぜなのか?!

要はステロイドの副作用なのです。

リンクはプレドニゾロンを飲み始めて、もう何年も経ちます。
その間、中断したこともありますがすぐに肥満細胞腫が再発してしまうので
現在は微量ながら継続して服用させています。

肝臓の数値が「生きているのも不思議なくらい」なのも
やはりステロイドの副作用です。

少し前に獣医師に言われたのですが、
「ココまで来ると、本来の病気の癌で亡くなるか、薬の副作用で亡くなるか、
 寿命(高年齢)で亡くなるか、リンクちゃんの場合、わかりませんね?!」
と。
あくまでもこれは良い意味で(リンクはすごいよね!と言う意味)おっしゃったことです。

ステロイドを止めれば癌が活発化する。
ステロイドを飲み続ければ副作用が発生する。

本来、歯周病の悪化を治療するには元凶の歯を抜いてしまえば良いのです。
でも・・・。
リンクは肝臓の数値がものすごいので、麻酔はかけられません。

それに、ステロイドの副作用で免疫の作用が低下しています。
それだから、こんな風に穴があいてしまったのです。
普通では考えられないこんな症状がリンクに起こってしまうのです。

麻酔ナシで歯を抜く?

歯を抜いてもすでに免疫状態が悪いリンクに回復する目処はどのくらいでしょう?

そもそも、免疫状態が通常なら、歯周病が悪化してもこんな風にはならないのです。

それに、もともとの肥満細胞腫の病気は出血が止まりにくいのです。
歯を抜いて、ちゃんと出血が止まるか・・・とても心配です。

でも、この穴・・・。白いものが見えるのです。
そう、骨が見えるほど深く開いているのです。

そして、かなり痛いみたいなのです・・・。

この穴を発見する2・3日前からリンクの食欲はありませんでした。
お正月にはしゃぎすぎて疲れたのかな?
と、思っていた私ですが、痛くてご飯が食べられなかったのです。

熱もあったし、身体もだるかったのでしょう。

こんなになるまで気が付いてあげられなかったなんて、情けなくて、
自分自身に憤りを感じました。

でも思い出しました。私はかなり前に同じ部分から出血していたことに
気が付いたのです。そしてその日のうちに獣医師に診せたのです。
その獣医師とは・・・、近所の例の獣医師です。
かなり前なので、その時は小さな小さな傷だったことでしょう。
見つけられなくても仕方なかったほどの小ささだったかもしれませんね。

さらに、この前歯の歯周病に関しては大学病院にも伝えていたのですが
処置できないとのことで、様子を見るようにとしか言われなかったのです。

私は、それらの言葉に頼ってしまい
リンクの口の中を注意深く観察しませんでした。
長い時間をかけ、こんなに大きな穴になるまで放っておいただなんて
ほんとに、リンクに申し訳なく、自分が情けなくて仕方ありません。

で、どうするか・・・。

私は、『安楽死』という言葉もよぎりました。

と言うのも、口の中を治療しようとするとものすごく嫌がるのです。
痛いからだと思いますが、

私は

こんなに痛がるリンクに

「耐えろ」

とは、思えないのです。

もう、充分、がんばったし、がんばってきた・・・。

これ以上、がんばれ!とは言えなくて・・・。


今がその決断の時なのか、ずっと考えました。
答えは出なくても、考えてみました。

私が考える『安楽死』の意義は、
永延に続く痛みを持つ前に、ご飯を食べられなくなる前に、寝たきりになる前に
決断することです。

その線引きはとても難しいのが現状です。

「なってから・・・」の決断より大きな壁で難しいものです。

そんな事を延々と考えていました。

その間にも、数箇所の獣医師たちの意見を聞きました。
歯の専門医にも。

その中で、一番リンクと私の気持ちをわかってくれる獣医師に
診察してもらうことにしました。
世田谷在住時の動物病院です。

穴を発見してから診察してもらうまで、4日間ありました。
その間には、イソジンで消毒したり粘膜保護の薬剤を口の中に入れました。

先生に診せた時には少し症状が治まっていて、リンクの食欲も増進していました。

そのような経緯があるならば、
究極の選択をする前に、
もう少し様子を見てもいいのではないか?
と、先生の説明を聞いていると気持ちに変化がありました。

イソジンで消毒するより、酸性水でばい菌だけを殺し
粘膜保護薬剤ではなく、
歯の治療に使う歯根用の抗生剤を穴にパテのように使ったらどうか?
とのことでした。

その抗生剤が効いたのか、リンクの調子はぐんぐんよくなりました。
そして
痛みが消えた現在は、口の中の治療を嫌がることはなくなりました。

その抗生剤をどのくらいの期間、使い続けていいものか
(穴がふさがることはない・・・と言う見解を想定し)
その抗生剤より良いものがあるかもしれない
と言う理由から、歯科専門医に診てもらうことにしました。

歯科専門医はまず菌の培養から・・・とのことで
キットを送ってくださり、現在はその検査結果を待っているところです。
診察日は検査結果を見てから決めるのです。


もう少し、リンクと一緒に暮らしても良い・・・

と、神様から言われているようで嬉しいです。
でも確実にお別れの日は近づいているように感じます。


癌と付き合う・・・という事は、ものすごくものすごく難しい。

言葉にすると簡単だけど、当事者たちは壮絶な時間を過ごしていると思います。

でもきれいごとを言うわけじゃありませんが
この試練は選ばれて与えられているのだと思います。
つらいけど、乗り越えられるものだけにきっと与えられるのだと・・・。
だから、
もう少しリンクと頑張ってみようと思います。

できるだけ、リンクの負担になるようなことはせず
リンクが生きているのが楽しいと思ってくれている間、その時まで
もう少し、私はがんばろうと思います。


今日現在、リンクの顎の穴は、なんとなく小さくなったように思うのは
私の目の錯覚?穴への慢性化?かな???


Secret

TrackBackURL
→http://23dec.blog94.fc2.com/tb.php/130-b49e1803